書物漫遊記

種村 季弘

戦中から焼跡へ、そして都市の迷宮や架空の土地へと読者をいざなう、博覧強記の著者による異色の読書案内、書物の幻想世界への旅。
【解説: 池内紀 】

書物漫遊記
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 定価:本体740円+税
  • Cコード:0195
  • 整理番号:た-1-2
  • 刊行日: 1986/05/27
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:272
  • ISBN:4-480-02048-9
  • JANコード:9784480020482
種村 季弘
種村 季弘

タネムラ スエヒロ

1933-2004年。東京生まれ。東京大学文学部卒業。ドイツ文学者。該博な博物学的知識を駆使して文学、美術、映画など多彩なジャンルで執筆活動を展開した。『東京百話(天・地・人)』『書物漫遊記』『贋物漫遊記』『謎のカスパール・ハウザー』『不思議な石のはなし』『徘徊老人の夏』『江戸東京《奇想》徘徊記』など著書・編著書多数。

この本の内容

書物の頁を繰ると、そこから不思議な幻想世界への旅がはじまっていた。戦中から焼跡へ、さらに未来へと、失われた都市の相貌を求めて、通り過ぎた奇人、変人、そして凡人たちの顔を探して、書物めぐりの旅は続く。名著、奇書、珍本…博覧強記の筆者による異色の読書案内。

この本の目次

名前と肩書の研究―『潮文化人手帖』
不思議な節穴―武井武雄『戦中気儘画帳』
畸人ぎらい―色川武大『怪しい来客簿』
猫が食いたい―石堂淑朗『好色的生活』
吸血鬼入門―種村季弘『吸血鬼幻想』
見えない人間―『定本山之口貘詩集』
開かれた箱―坂根巖夫『遊びの博物誌』
悪への郷愁―高垣眸『豹の眼』
泥棒繁盛記―野尻抱影『大泥棒紳士館』
分家開き―谷崎潤一郎『秘密』
二階の話―古今亭志ん生『2階ぞめき』
我が闘争―吉田健一『流れ』
逃げた浅草―『正岡容集覧』
九段の怪談―内田百(けん)『遊就館』
見世物今昔考―江戸川乱歩『パノラマ島奇談』
大食のすすめ―武田百合子『富士日記』
接続法第二式―『木村・相良独和辞典』
ベルリッツ・スクール―イヨネスコ『授業』
書かれなかった本―四方八郎『ビルマ革命の内幕』
Kilroy was here―ドウス昌代『東京ローズ』
留学の成果―久生十蘭『新西遊記』
何でもないものの魅力―武田泰淳『新・東海道五十三次』

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