漢文の話

吉川 幸次郎

中国文学の権威が、漢字と漢文の歴史と魅力をはじめ、漢字の美しさ、漢文を読む心得、読んでおくべき漢文などを説き明かす。

漢文の話
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 616円(税込)
  • Cコード:0187
  • 整理番号:よ-3-1
  • 刊行日: 1986/06/24
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ISBN:4-480-02056-X
  • JANコード:9784480020567
吉川 幸次郎
吉川 幸次郎

ヨシカワ コウジロウ

1904年、神戸市に生まれ、1980年、没。1923年京都帝大文学科に入学、支那文学を専攻。28年中国に留学、31年帰国。同年、東方文化学院(京都大学人文科学研究所東方学研究部)の研究員となり16年間をすごす。47年京都大学教授。この間、数々の著書を発表、日本の中国文学の普及に大きく貢献、芸術院会員、文化功労者となる。主な著書に、『尚書正義』、『杜甫私記』、『読書の学』、『仁斎・徂徠・宣長』、『吉川幸次郎全集』(全27巻+別巻1)などがある。

この本の内容

中国文学の権威が、一般読者のために、わかりやすくつづった漢字・漢文の入門書。日本人の日常生活に深く入りこんでいる漢字と漢文を、歴史から説きおこし、その由来、その美しさ、読む心得、読まれるべき漢文を示し、漢字・漢文が本来的にもっている魅力を余すところなく語った最良の案内書。

この本の目次

上篇(第1 はじめに
第2 漢文を読む心得のはじめ
第3 漢文の訓読、日本語としての処置
第4 中国の文章語としての性質 その1 簡潔
第5 中国の文章語としての性質 その2 リズム)
下篇(第1 五経の文章
第2 古代の議論の文章 孟子を例として
第3 古代の叙事の文章 左伝を例として
第4 歴史書の文章
第5 中世の美文 四六駢儷文
第6 近世の議論の文章としての「古文」
第7 近世の叙事の文章としての「古文」 碑誌伝状の文章
第8 白話文)

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