柳田國男全集19

柳田 國男

〈方言周圏論〉を実証した言語地理学の古典的名著『蝸牛考』。日常の言語の諸相から国語の変遷を説いた『西は何方』『毎日の言葉』。

柳田國男全集19
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 1,100円(税込)
  • Cコード:0139
  • 整理番号:や-6-19
  • 刊行日: 1990/07/31
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ISBN:4-480-02419-0
  • JANコード:9784480024190
柳田 國男
柳田 國男

ヤナギタ クニオ

(1875−1962)兵庫県に生まれる。幼少年期より文学的才能に恵まれ、短歌、抒情詩を発表。東京帝国大学を卒業後、農商務省、貴族院勤務を経て、朝日新聞社に入社。勤務の傍ら全国各地を旅行し、民俗学への関心を深める。1909年、日本初の民俗誌『後狩詞記』を発表、以後『遠野物語』から晩年の『海上の道』に至るまで多大な業績を遺す。

この本の内容

全国で500以上の異称を持つカタツムリの方言を分類整理し、その分布図を作ることによって〈方言周圏論〉を実証、学界に大きな波紋を投じた『蝸牛考』。蚕の蛹に「西はどっち」と名づけ、カマキリを「オガミムシ」と呼ぶなど、子どもたちが遊びのなかで自由に創造してゆく動植物の方言から、言葉の地方差と時代差を読み取り、言語もまた広い意味での文芸の所産であることを説く『西は何方』。「ありがとう」「すみません」など、日常何げなく使っている言葉の本来の意味を明らかにし、美しい日本語の使い方を提唱する『毎日の言葉』を収録。

この本の目次

蝸牛考
西は何方
毎日の言葉

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