とりかえばや物語
女性的で美しい兄、活発で男性的な妹、行末を案じた父は、兄は女として妹は男としての道を歩ませる。やがて……。王朝末期の性的倒錯の物語。
- シリーズ:ちくま文庫
- 682円(税込)
- Cコード:0193
- 整理番号:な-12-1
- 刊行日:
1992/01/22
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:272
- ISBN:4-480-02597-9
- JANコード:9784480025975
- 在庫 ×
時の権大納言には2人の妻と2人の美しい子供があった。優柔で羞恥心が強く女性的な若君と、活発な遊びと学問を愛す男性的な姫君。その傾向は年とともに顕著になり行末を案じた父は、姫君と若君をとりかえて育てることを決意する。やがて若君(姫)は右大臣家の婿となる。そして妻は妊娠…。人間が胎内に宿している儚なさ、頼りなさを奇抜な発想で描いた王朝末期の文学が雰囲気のある現代語訳で甦る。
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