とりかえばや物語

中村 真一郎

女性的で美しい兄、活発で男性的な妹、行末を案じた父は、兄は女として妹は男としての道を歩ませる。やがて……。王朝末期の性的倒錯の物語。

とりかえばや物語
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 定価:本体620円+税
  • Cコード:0193
  • 整理番号:な-12-1
  • 刊行日: 1992/01/22
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:272
  • ISBN:4-480-02597-9
  • JANコード:9784480025975
中村 真一郎
中村 真一郎

ナカムラ シンイチロウ

1918−97年。東京生まれ。東京帝国大学仏文科卒業。1942年、福永武彦、加藤周一らと「マチネ・ポエティク」を結成し、47年『1946文学的考察』を刊行する一方、『死の影の下に』で戦後派作家として認められる。以後、小説、詩、評論、戯曲、翻訳と多分野で活躍。代表作に、[春]に始まる四部作『四季』、『夏』(谷崎潤一郎賞)、『秋』、『冬』(日本文学大賞)、『蠣崎波響の生涯』(藤村記念歴程賞、読売文学賞、日本芸術院賞)、『木村蒹葭堂のサロン』など。

この本の内容

時の権大納言には2人の妻と2人の美しい子供があった。優柔で羞恥心が強く女性的な若君と、活発な遊びと学問を愛す男性的な姫君。その傾向は年とともに顕著になり行末を案じた父は、姫君と若君をとりかえて育てることを決意する。やがて若君(姫)は右大臣家の婿となる。そして妻は妊娠…。人間が胎内に宿している儚なさ、頼りなさを奇抜な発想で描いた王朝末期の文学が雰囲気のある現代語訳で甦る。

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