反芸術アンパン

赤瀬川 原平

芸術とは何か? 作品とは? 若き芸術家たちのエネルギーが爆発した六〇年代の読売アンデパンダン展の様子を生々しく描く。
【解説: 藤森照信 】

反芸術アンパン
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 660円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:あ-10-7
  • 刊行日: 1994/10/24
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:256
  • ISBN:978-4-480-02914-0
  • JANコード:9784480029140
赤瀬川 原平
赤瀬川 原平

アカセガワ ゲンペイ

1937年横浜生まれ。画家。作家(尾辻克彦)。60年代には「ハイレッド・センター」など前衛芸術家として活動、70年代には「櫻画報」など独自の批評を盛り込んだイラストレーターとして活躍、81年には『父が消えた』で芥川賞を受賞。1986年、藤森照信、南伸坊らと「路上観察学会」を結成。他に高梨豊、秋山祐徳太子との「ライカ同盟」、山下裕二との「日本美術応援団」の活動がある。2014年没。

この本の内容

年に1回、上野の美術館で開催されていた読売アンデパンダン展。それは、出品料さえ払えば誰でも出品できる無審査の展覧会で、1960年代には絵の具とガラクタと青年たちの肉体と頭脳とが灼熱した坩堝だった。当時、出品作家でもあった著者が、目撃者として、作品や読売アンデパンダンで培養されつつあった不確定性の芸術〈ハプニング〉について描く。

この本の目次

序章 熱と熱の物々交換
第1章 「民主化」という文字の輝き
第2章 絵画の直接性を求めて
第3章 仕掛人と目撃者
第4章 無償のスペクタクル
第5章 坩堝が割れる
終章 美術館のカケラ

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