東京ミキサー計画 ─ハイレッド・センター直接行動の記録

赤瀬川 原平

延び、からみつく紐、梱包された椅子、手描き千円札、増殖し続ける洗濯バサミ……。ハイレッド・センター三人の芸術行動の記録。

東京ミキサー計画 ─ハイレッド・センター直接行動の記録
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 1,045円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:あ-10-8
  • 刊行日: 1994/12/05
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:368
  • ISBN:4-480-02935-4
  • JANコード:9784480029355
赤瀬川 原平
赤瀬川 原平

アカセガワ ゲンペイ

1937年横浜生まれ。画家。作家(尾辻克彦)。60年代には「ハイレッド・センター」など前衛芸術家として活動、70年代には「櫻画報」など独自の批評を盛り込んだイラストレーターとして活躍、81年には『父が消えた』で芥川賞を受賞。1986年、藤森照信、南伸坊らと「路上観察学会」を結成。他に高梨豊、秋山祐徳太子との「ライカ同盟」、山下裕二との「日本美術応援団」の活動がある。2014年没。

この本の内容

1963年3月、芸術家たちのパワーが噴出した嵐のような読売アンデパンダン展が終わった。しかし、若い彼らの創作意欲が消えるわけはなく、かくして超前衛芸術家三人は、ハイレッド・センターを結成。三人とは高松次郎、赤瀬川原平、中西夏之である。物にからみつき、どこまでも延びてゆく紐、梱包、手描きの千円札、卵、増殖し続ける洗濯バサミ…芸術であるものとないものの間で活動した三人の行動記録。

この本の目次

第1章 山手線の卵
第2章 国立の生唾
第3章 早稲田の赤い便器
第4章 上野のゴールド・ラッシュ
第5章 上野の長い紐
第6章 新宿のテープカット
第7章 新橋の洗濯バサミ
第8章 新橋のスペース・シャトル
第9章 帝国ホテルの肉体
第10章 パリの前立腺
第11章 宇宙の缶詰
第12章 御茶ノ水のドロップ
第13章 銀座のゾーキン
終章 霞ケ関の千円札

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可