シェイクスピア全集18 冬物語
「再生」と「和解」のロマンス劇
妻と友人の仲を疑うシチリア王レオンティーズの嫉妬は数々の悲劇をもたらすが、16年後すべての誤解が解ける。晩年のロマンス劇。
【解説: 前沢浩子 】
シチリア王レオンティーズは妻のハーマイオニと親友のボヘミア王ポリクシニーズの不義を疑い嫉妬に狂う。しかし侍女ポーライナから王妃の死の知らせが届き、後悔と悲嘆にくれる。時は移り、十六年後一同は再会、驚くべき真実が明かされる。人間の再生と和解をテーマにしたシェイクスピア晩年の代表的ロマンス劇。
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