ヴァージニア・ウルフ短篇集

ヴァージニア・ウルフ 著 , 西崎 憲 編訳

都会に暮らす孤独を寓話風に描く「ミス・Vの不思議な一件」をはじめ、ウルフの緻密で繊細な短篇作品17篇を新訳で収録。文庫オリジナル。

ヴァージニア・ウルフ短篇集
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 748円(税込)
  • Cコード:0197
  • 整理番号:う-18-2
  • 刊行日: 1999/10/21
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:224
  • ISBN:978-4-480-03514-1
  • JANコード:9784480035141
西崎 憲
西崎 憲

ニシザキ ケン

1955年青森生まれ。作家、翻訳家、アンソロジスト、音楽レーベル主宰。2002年、『世界の果ての庭』で第14回日本ファンタジーノベル大賞を受賞。著書に『蕃東国年代記』『ゆみに町ガイドブック』『飛行士と東京の雨の森』、編訳書に『ヴァージニア・ウルフ短篇集』『エドガー・アラン・ポー短篇集』『ヘミングウェイ短篇集』、編纂・訳書・共訳書に『ドイル傑作選』全5巻、アントニイ・バクリー『第二の銃声』、ジェラルド・カーシュ『壜の中の手記』ほか。

この本の内容

『ダロウェイ夫人』などの長篇や評論で知られるウルフのもうひとつの世界、短篇小説の魅力を集めた一冊。新婚夫婦の愛情の変化をウサギに託して描く「ラピンとラピノヴァ」、散文詩のようなスケッチ「青と緑」、行き交うものたちの意識の流れを描写した「キュー植物園」、都会の孤独を寓話風に描いた「ミス・Vの不思議な一件」など、繊細で緊密な作品世界を紹介する。文庫オリジナル。

この本の目次

ラピンとラピノヴァ
青と緑
堅固な対象
乳母ラグトンのカーテン
サーチライト
外から見たある女子学寮
同情
ボンド通りのダロウェイ夫人
憑かれた家
弦楽四重奏団
月曜日あるいは火曜日
キュー植物園
池の魅力

壁の染み
ミス・Vの不思議な一件
書かれなかった長篇小説

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可