ケストナーの「ほらふき男爵」

E・ケストナー 著 , 池内 紀 翻訳 , 泉 千穂子 翻訳

「ドン・キホーテ」「ガリバー旅行記」など、おなじみのおはなしもケストナーが語りなおすと、ほら、この通り! 挿絵たくさんの楽しい本。

ケストナーの「ほらふき男爵」
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 1,045円(税込)
  • Cコード:0197
  • 整理番号:け-2-3
  • 刊行日: 2000/01/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:288
  • ISBN:4-480-03532-X
  • JANコード:9784480035325
池内 紀
池内 紀

イケウチ オサム

1940年、兵庫県姫路市生まれ。ドイツ文学者。エッセイスト。主な著書に、『ウィーン・都市の詩学』(73年)、『諷刺の文学』(78年・亀井勝一郎賞)、『海山のあいだ』(94年・講談社エッセイ賞)、『見知らぬオトカム――辻まことの肖像』(97年)、『ゲーテさんこんばんは』(2001年・桑原武夫学芸賞)、『二列目の人生』(03年)、『ひとり旅は楽し』(04年)、『森の紳士録』(05年)、『池内紀の仕事場』(全8巻・04年−05年)など。主な訳書に、カネッティ『眩暈』(1972年)、ジュースキント『香水』(88年)、ロート『聖なる酔っ払いの伝説』(89年)、ゲーテ『ファウスト』(99年・毎日出版文化賞)、『カフカ小説全集』(全6巻・2000年−02年・日本翻訳文化賞)など。

この本の内容

1933年、ケストナーの本はナチスに焼き捨てられた。執筆を禁じられるなか、彼は子どものために広く知られたお話を語り直す仕事を続けた。「ほらふき男爵」「長靴をはいた猫」「ガリバー旅行記」…。リズムがちがう。光の当て方が微妙にちがう。これ見よがしの新解釈を持ち込んだりはしないのに、すべてが新しい。おなじみの物語の裏で、ケストナーの諷刺とユーモアがきらめく。挿画多数。

この本の目次

ほらふき男爵
ドン・キホーテ
シルダの町の人びと
オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら
ガリバー旅行記
長靴をはいた猫

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