ふるさと隅田川
水に育まれ、人生の節目に水音をいつも身近に聴きながら、その計り知れない力の様態を問い続けた幸田文。「水の風景」を主としたアンソロジー。
- シリーズ:ちくま文庫
- 704円(税込)
- Cコード:0193
- 整理番号:こ-20-1
- 刊行日:
2001/01/10
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:240
- ISBN:4-480-03614-8
- JANコード:9784480036148
- 在庫 ×
幸田文は人生に三度、隅田川のほとりに暮らした。最初は、生まれてから二十歳まで向島で、次に嫁ぎ先の新川で、そして作家になってから休筆して赴いた柳橋である。日々の暮らし、また重要な転機の折々に、川は彼女を育み、癒し、励ました。「川すじの思い」「水辺行事」「船内屋さん」など、隅田川を主に、「水の風景」をテーマにしたセレクションである。
第1章 育む水(川すじの思い
川と山のにおい
地がね
川のほとけさま
用という字
蜜柑の花まで
雪
川すじ
流れる)
第2章 暮らしの水(水辺行事
廃園
蓮地のふるさと
みずばち
船内屋さん
あだな
ゆうだち
湿地)
第3章 海への憧れ(夕日と〓@6ED8@
鯨とり
濡れた男)
第4章 暴ぶる水(二百十日
川の家具
地しばりの思い出
鳴戸観潮
水の力
崩壊雑談
そのあと)
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