茫然とする技術

宮沢 章夫

かつてこれほどまでに読者をよくわからない時空に置き去りにするエッセイがあっただろうか。笑った果てに途方に暮れる71篇。
【解説: 松尾スズキ 】

茫然とする技術
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 748円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:み-20-1
  • 刊行日: 2003/04/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:336
  • ISBN:4-480-03808-6
  • JANコード:9784480038081
宮沢 章夫
宮沢 章夫

ミヤザワ アキオ

1956年静岡県生まれ。劇作家・演出家・作家・早稲田大学文学学術院教授。90年、演劇ユニット「遊園地再生事業団」を結成し、1993年戯曲『ヒネミ』(白水社)で岸田國士戯曲賞を受賞、2010年『時間のかかる読書』(河出文庫)で伊藤整文学賞(評論部門)を受賞。著書に『牛への道』『わからなくなってきました』(新潮文庫)、『ボブ・ディラン・グレーテスト・ヒット第三集』(新潮社)、『長くなるのでまたにする。 』(幻冬舎)、『東京大学「80年代地下文化論」講義 決定版』(河出書房新社)など多数。

著者に関する情報

「webちくま」にて、「テクの思想と、その展開」連載中。[こちら]

この本の内容

かつて、これほどまでに読者をよくわからない時空に置き去りにするエッセイがあっただろうか。脱力感みなぎる71篇。面白さを伝えるのが困難な本として絶賛をあびてきた奇書、ついに文庫化で、またもや読者をおきざりにする。大変笑える。おかしい。

この本の目次

1 カタカナの方法(パレード。
ハロー。 ほか)
2 茫然とする技術(ぶらぶらする
発酵と腐敗 ほか)
3 蹄を打ち鳴らす音よ!(動くとおなかが痛い
致命的エラー ほか)
4 コンピュータと生きて(コンピュータ化の強制力
人は誰だってビジネスマンだ ほか)
5 読書する犬(年齢
こんなときじゃなけりゃ読めない ほか)

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