現代民話考12 ─写真の怪ほか

松谷 みよ子

死んだはずの子供が写っている。見知らぬ人も、手も、首も……。写真というごく日常の世界からかいま見る非日常の数々。悲喜こもごも。

現代民話考12 ─写真の怪ほか
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 1,430円(税込)
  • Cコード:0139
  • 整理番号:ま-8-13
  • 刊行日: 2004/03/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:448
  • ISBN:4-480-03822-1
  • JANコード:9784480038227
松谷 みよ子
松谷 みよ子

マツタニ ミヨコ

1926年東京に生まれる。作家。「びわの実学校」同人。坪田譲治に師事。『龍の子太郎』で国際アンデルセン賞優良賞受賞。『ちいさいモモちゃん』で野間児童文芸賞を受賞。『あの世からの火』(小学館文学賞)、『現代の民話』『松谷みよ子の本』(全10巻 巌谷小波賞)『あの世からのことづて』他著書多数。松谷みよ子民話研究室主宰。

この本の内容

出来てきた写真に、死んだはずの子供が写っている。知見らぬ人も、手も、首も…。写真というごく日常の世界からかいま見る非日常の数々。電気が点り、汽車が走り、ラジオが鳴り出す。一挙に近代化への道を歩み始めた明治の一時期。庶民が味わった驚きと動揺、悲喜こもごも。

この本の目次

第1章 写真の怪(人が写る
顔が写る、手が写る
けものが写る
ものが写る
光が写る ほか)
第2章 文明開化(御一新の頃
電信・電話・郵便・電報
汽車・電車など乗りものの話
世相さまざま
電気 ほか)

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