すぐそこの遠い場所

クラフト・エヴィング商會 著 , 坂本 真典 写真

遊星オペラ劇場、星屑膏薬、夕方だけに走る小列車、雲母の本……。茫洋とした霧の中にあるような、懐かしい国アゾットの、永遠に未完の事典。

すぐそこの遠い場所
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 990円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:く-21-2
  • 刊行日: 2004/04/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:128
  • ISBN:4-480-03928-7
  • JANコード:9784480039286
クラフト・エヴィング商會
クラフト・エヴィング商會

クラフト・エヴィングショウカイ

著書に『クラウド・コレクター/雲をつかむような話』『すぐそこの遠い場所』『ないもの、あります』『テーブルの上のファーブル』『おかしな本棚』、吉田浩美・著『a piece of cake』、吉田篤弘・著『フィンガーボウルの話のつづき』『つむじ風食堂の夜』『百鼠』『空ばかり見ていた』『小さな男*静かな声』『木挽町月光夜咄』などがある。著作の他に装幀の仕事を数多く手がけ、2001年、講談社出版文化賞・ブックデザイン賞を受賞している。

坂本 真典
坂本 真典

サカモト マサフミ

1940年、旧満洲チチハル生まれ。カメラマン。クラフト・エヴィング商會のすべての本、そして高瀬省三『風の化石』(筑摩書房)、菊地信義『ひんなり骨董』(平凡社)、吉田篤弘『十字路のあるところ』(朝日新聞社)などの撮影を担当している。

この本の内容

「この事典はね。見るたびに中身が変わってゆくのだよ」クラフト・エヴィング商会の先代吉田伝次郎がそう言い残した書物「アゾット事典」。孫である三代目が、書棚の隅から、この不思議な書物を見つけてきた。遊星オペラ劇場、星屑膏薬、夕方だけに走る小さな列車、エコー・ハンティング、ガルガンチュワの涙という蒸留酒、雲母でできた本、忘却事象閲覧塔…。茫洋とした霧のなかにあるかのような懐かしい場所アゾットの、永遠に未完の事典。

この本の目次

AZOTHという名前について
アゾットの「21のエリア」について
世界の回転について
アゾットの言語
過客
地図と楽譜
回覧板
忘却事象閲覧塔
雲母印書房
21の天使の分け前〔ほか〕

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可