野坂昭如エッセイ・コレクション 2 ─焼跡闇市派

野坂 昭如 著 , 大庭 萱朗 編集

これが戦争の姿だ。名作「火垂るの墓」の原体験エッセイが胸に迫る。六〇年代後半全共闘支持表明、参院選立候補等政治的実践。
【解説: 宮台真司 】

野坂昭如エッセイ・コレクション 2 ─焼跡闇市派
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 902円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:の-1-3
  • 刊行日: 2004/08/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:368
  • ISBN:4-480-03976-7
  • JANコード:9784480039767

この本の内容

これが野坂少年の見た戦争の姿だ。空襲で家族を失い、生き残った幼い妹も餓死してしまう(この原体験は小説「火垂るの墓」になった)。戦争の記憶は、全共闘支持表明、参議院選立候補へと発展していく。それは、日本という国を再び戦火にまみえさせてはならない、という必死の行動だ。第2巻では、今こそふり返るべき野坂の政治的実践を凝縮した。

この本の目次

1 焼跡からの出発
2 政治への転回
3 “破滅芸人”奮戦す
4 生のリアルを凝視する
5 政治の言葉、言葉の政治
6 再び焼跡から

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