ちくま新書

日本経済の死角
─収奪的システムを解き明かす
河野龍太郎
著
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「正義」とはいったいなんだろう?「秤」と「剣」に象徴される正義概念は、今日、都合の良い解釈によって混乱をきわめている。「均等性」の一義的解釈から生じる「悪しき平等主義」や、あるいは「力」で相手をねじ伏せようとする「他者批判の正義」など、巷に溢れる正義概念に対する誤解や曲解を一刀両断し、己の不完全性に目を向ける「まっとうな正義」を説く。目からウロコの「正義論」入門。
序章 争いと正義
第1章 正義の源流
第2章 平等主義の問題点
第3章 庶民の正義
第4章 愛と正義
第5章 生命と正義
終章 道徳と正義
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