シリーズ・人間学 3 現象学は〈思考の原理〉である
人間とは何か、社会とは何か。現象学はこの問いを根本から解明する思考の原理だ! 現象学の方法から言語、身体までその本質を論じ、現象学の可能性を指し示す。
- シリーズ:ちくま新書
- 902円(税込)
- Cコード:0210
- 整理番号:393
- 刊行日:
2004/01/06
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:新書判
- ページ数:272
- ISBN:978-4-480-05993-2
- JANコード:9784480059932
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世界観や宗教、信念上の深刻な対立は、現代にあっても絶えることがない。現象学は、「信念対立」を調停し克服する原理として構想されたのにもかかわらず、現在、そのことはほとんど理解されておらず、種々の誤解にさらされている。本書はこうした誤解を解き、現象学の重要概念を分かりやすく解説してゆく。3部以降では現象学の方法原理を用い、人間そして社会の原理論の礎石をなす言語、身体の本質を探究する。本書は、「真理」を僭称する知に対抗する思考の原理としての現象学の、新たな一歩をしるす一書である。
序 現象学は哲学の可能性を拓く
1 「思考の原理」としての現象学
2 時代閉塞を乗り越える原理―現象学の射程
3 言語の現象学
4 「欲望論」原論
結 現象学は「本質」についての学である
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