意識とはなにか ─〈私〉を生成する脳

茂木 健一郎

物質である脳が意識を生みだすのはなぜか? すべてを感じる存在としての〈私〉とは何ものか? 人類に残された究極の問いに、既存の科学を超えて新境地を展開!

意識とはなにか ─〈私〉を生成する脳
  • シリーズ:ちくま新書
  • 880円(税込)
  • Cコード:0211
  • 整理番号:434
  • 刊行日: 2003/10/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:224
  • ISBN:978-4-480-06134-8
  • JANコード:9784480061348
茂木 健一郎
茂木 健一郎

モギ ケンイチロウ

1962年生まれ。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。東京工業大学大学院連携教授。東京大学理学部、法学部卒業後、同大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。「クオリア」をキーワードとして、心と脳の関係を探究している。著書に『意識とはなにか』『「脳」整理法』(以上、ちくま新書)、『生きて死ぬ私』(ちくま文庫)、『クオリア入門』(ちくま学芸文庫)、『脳とクオリア』(日経サイエンス社)、『心を生みだす脳のシステム』(NHKブックス)、『ひらめき脳』(新潮新書)、『脳と仮想』(新潮文庫)など多数。(著者近影:坂本真典)

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この本の内容

太陽の輝き、朝のコーヒーの香り、小鳥のさえずり…私たちの意識は鮮やかな質感(クオリア)に満ち満ちている。物質である脳が、心の中に、そうしたユニークな感覚を生み出すのはなぜか?そして、すべてを感じる存在としての「私」とは何ものなのか?人類に残されたこの究極の謎を解きほぐす鍵は、他者との関係性の中でダイナミックに変化する脳のはたらきにある。既存の科学的アプローチが解明できずにきた難問に新境地を展開する画期的論考。

この本の目次

1 心と脳のミステリー―クオリアと同一性(「私」の心をめぐる問題
「あるもの」が「あるもの」であること
「同じこと」と「違うこと」)
2 「私」というダイナミズム―コミュニケーションと生成(やさしい問題とむずかしい問題
「ふり」をする能力
コミュニケーションから生まれるもの)
3 意識を生み出す能―「私」とクオリアの起源(「私」の生成とクオリアの生成
意識はどのように生まれるか
生成としての個を生きる)

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