考えあう技術 ─教育と社会を哲学する
「ゆとり教育」から「学びのすすめ」へ、文教方針が大転換した。この間、忘れられた、「学び」と「教え」の関係性について、教育社会学者と哲学者が大議論する。
- シリーズ:ちくま新書
- 858円(税込)
- Cコード:0237
- 整理番号:522
- 刊行日:
2005/03/07
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:新書判
- ページ数:272
- ISBN:4-480-06222-X
- JANコード:9784480062222
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「ゆとり教育」は「学力低下」の事実によって追いやられ、「学びのすすめ」へと方針転換された。さて、では「学び」と「教え」との間に生じる関係性、つまり教師と生徒の間の知識伝達の共有は、どのように起こるのだろうか。本書では「わかる」の現象学的な試みを、教育社会学者と哲学者との間で徹底してつめていく。「いま、なぜ勉学をするのか?」という問いかけから、「私」よりも「公」を重んじようという風潮に疑問を投げかけつつ、個人の自由と社会的平等の両方が成り立ちうる地点をめざして、「ともに考え、わかりあう」みちすじを模索・考察する。
序章 教育と社会を哲学するために
第1章 今なぜ「学ぶことの意味」を問い直すのか(「学ぶことの意味」の変遷
個人のさまざまな自由と「学校へ行くこと」)
第2章 「自由な思考」と「知識の共有」は両立するだろうか(個人の自由と公共の利害について
知識とはどういうものか ほか)
第3章 考えあうこと、理解すること(「わかる」を掘りさげる
役割と責任)
第4章 「学ぶ意味」をどう再生するか
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