ドキュメント 死刑囚

篠田 博之

処刑すれば
償いになるのか?

児童を襲い、残虐に殺害。死刑執行された宮崎と宅間。そして確定囚の小林。謝罪の言葉を口にすることなく、むしろ社会を挑発した彼らの肉声から見えた真実とは。

ドキュメント 死刑囚
  • シリーズ:ちくま新書
  • 814円(税込)
  • Cコード:0236
  • 整理番号:736
  • 刊行日: 2008/08/05
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:240
  • ISBN:978-4-480-06443-1
  • JANコード:9784480064431
篠田 博之
篠田 博之

シノダ ヒロユキ

1951年生まれ。一橋大学卒。メディア批評誌・月刊「創」編集長。日本ペンクラブ言論表現委員会副委員長。東京経済大学大学院講師。共著書に『誌外戦 コミック規制をめぐるバトルロイヤル』『「差別表現」を考える』などがある。

この本の内容

子どもを襲い、残酷に殺害。そして死刑が執行された宮崎勤と宅間守。また、確定囚として拘置されている小林薫。彼らは取り調べでも裁判でも謝罪をいっさい口にせず、あるいはむしろ積極的に死刑になることを希望した。では、彼らにとって死とは何なのか。その凶行は、特殊な人間による特殊な犯罪だったのか。極刑をもって犯罪者を裁くとは、一体どういうことなのか。彼らと長期間交流し「肉声」を世に発信してきたジャーナリストが、残忍で、強烈な事件のインパクトゆえに見過ごされてきた、彼らに共通する「闇と真実」に迫る。

この本の目次

序章 死刑に犯罪抑止力はあるか
第1章 すべては夢の中
第2章 孤独感と殺意
第3章 底なしの憎悪、むき出しの悪意
第4章 死刑への向き合い方
終章 凶悪犯罪に社会はどう対処すべきか

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可