大衆めし 激動の戦後史 ─「いいモノ」食ってりゃ幸せか?

遠藤 哲夫

ありふれたものを、おいしく!

「ありふれたものをおいしく食べる」。七〇年代以降、資本流入や流通の変化による「食」の激動の中で、自分の「めし」をハンドリングするための、生活めし論考。

大衆めし 激動の戦後史 ─「いいモノ」食ってりゃ幸せか?
  • シリーズ:ちくま新書
  • 836円(税込)
  • Cコード:0295
  • 整理番号:1035
  • 刊行日: 2013/10/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:224
  • ISBN:978-4-480-06740-1
  • JANコード:9784480067401
遠藤 哲夫
遠藤 哲夫

エンドウ テツオ

1943年新潟県六日町(現・南魚沼市)生まれ。さいたま市在住。通称「エンテツ」。「大衆食堂の詩人」といわれる。美食も粗食も贅沢も清貧もふみこえて、庶民の快食を追求。世間ではフリーライターといわれる不安定自由文筆労働者。著者に『大衆食堂の研究』(三一書房)『汁かけめし快食學』(ちくま文庫)『みんなの大衆めし』(瀬尾幸子との共著 小学館)、などがある。

この本の内容

戦後から高度成長へのシフト転換する70年代からこのかたの、食卓にならぶ料理と台所の激変。それは、食の現場への資本の流入や保存技術の発達、流通の変化などを無視しては語れない。その流れをたどる一方で、日本の誇る「日本料理」は、その変化になぜ対抗・対応できなかったのかを思考し、翻って日々を暮らすことと料理との関係を考える、戦後日本の「生活めし」論。

この本の目次

第1章 激動の七〇年代初頭、愛しの魚肉ソーセージは
第2章 クックレスの激動
第3章 米とパン、ワインとチーズの激動
第4章 激動のなか「日本料理」はどうだったのか
第5章 さらに日本料理、食文化本とグルメと生活
第6章 生活料理と「野菜炒め」考
第7章 激動する世界と生活料理の位置

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