官邸危機 ─内閣官房参与として見た民主党政権

松本 健一

尖閣事件、原発事故――
官邸は何をしていたのか?
webちくまの人気連載を書籍化

尖閣事件、原発事故。そのとき露呈した日本の統治システムの危機とは? 自ら推進した東アジア外交への反省も含め、民主党政権中枢を内部から見た知識人の証言。

官邸危機 ─内閣官房参与として見た民主党政権
  • シリーズ:ちくま新書
  • 968円(税込)
  • Cコード:0231
  • 整理番号:1055
  • 刊行日: 2014/02/05
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:288
  • ISBN:978-4-480-06763-0
  • JANコード:9784480067630
松本 健一
松本 健一

マツモト ケンイチ

1946年群馬県生まれ。東京大学経済学部卒業。麗澤大学教授。評論・評伝・小説など多方面で活躍する。著書に『評伝北一輝』(全5巻、岩波書店)、『近代アジア精神史の試み』『大川周明』『竹内好論』『開国のかたち』(以上、岩波現代文庫)、『日本の近代1開国・維新」(中央公論新社)、『泥の文明』(新潮選書)、『海岸線の歴史』(ミシマ社)、『司馬遼太郎の「場所」』(ちくま文庫)など、共著に『占領下日本』(筑摩書房)などがある。

この本の内容

菅政権の東アジア外交問題担当の内閣官房参与となった著者は、尖閣諸島での中国漁船衝突事件と、ビデオ流出問題に直面した。そして翌年には3・11に遭遇。そこで目の当たりにしたのは、日本の統治システムの未曾有の危機だった。危機管理を阻んだのは民主党の政治的未熟だったのか、あるいは官僚のサボタージュだったのか。はたまた日本における統合思想の根本的欠如ゆえなのか。自ら推進した東アジア外交への反省をも含め、民主党政権中枢を内部から見た一知識人の回想録。

この本の目次

第1章 「運命」の3・11
第2章 北京での突発的「外交」
第3章 リアル・ポリティクス?
第4章 始まりは歴史勉強会
第5章 国家統治思想の欠如
第6章 政治家の結果責任
第7章 東アジアの外交
第8章 第三の開国
第9章 民主党政権の崩壊

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