日本の大課題 子どもの貧困 ─社会的養護の現場から考える

池上 彰 編集

6人に1人の子どもが
貧困に苦しむ国・日本

格差が極まるいま、家庭で育つことができない子どもが増えている。児童養護施設の現場から、子どもの貧困についての実態をレポートし、課題と展望を明快にえがく。

日本の大課題 子どもの貧困 ─社会的養護の現場から考える
  • シリーズ:ちくま新書
  • 924円(税込)
  • Cコード:0236
  • 整理番号:1113
  • 刊行日: 2015/03/04
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:256
  • ISBN:978-4-480-06818-7
  • JANコード:9784480068187
池上 彰
池上 彰

イケガミ アキラ

1950年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。記者やキャスターを歴任する。2005年にNHKを退職して以降、フリージャーナリストとしてテレビ、新聞、雑誌、書籍、YouTubeなど幅広いメディアで活躍中。名城大学教授、東京工業大学特命教授を務め、現在9つの大学で教鞭を執る。著書に『池上彰の憲法入門』『「見えざる手」が経済を動かす』『お金で世界が見えてくる』『池上彰と現代の名著を読む』(以上、筑摩書房)、『世界を変えた10冊の本』『池上彰の「世界そこからですか!?」』(以上、文藝春秋)ほか、多数。

この本の内容

社会が大きく変化するなかで、「家庭」で育つことができない子どもが増えている。貧困、虐待、DVなどの理由により、家庭から隔てられた子どもは、健康や学力の面で不利を強いられる。その数およそ7万人。経済格差が極まりつつあるいま、世代間連鎖を断つために「社会的養護」の必要性が高まっている。「子どもの貧困」の本質を映しだす児童養護施設の現場から、問題の実態をレポートし、その課題と展望を明快にえがく。

この本の目次

第1部 児童養護施設からの問い―対談=池上彰×高橋利一(社会的養護とは何か―家族リスクと子どもの貧困
忘れられた子どもたち―養護の現場から
自立の困難―子どもたちの未来)
第2部 家族、虐待、自立(子どもの現実
多重の喪失と分離―二重の剥奪状況に追い詰められる子ども
教育ネグレクト―児童養護施設の子どもの学習の困難
親の問題とどう取り組むか
児童養護施設からの自立と自立支援)

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