神話で読みとく古代日本 ─古事記・日本書紀・風土記

松本 直樹

古事記、日本書紀、風土記という〈神話〉を丁寧に読みとき、古代日本の国家の実像を解明する。精神史上の「日本」誕生を目撃せよ!

神話で読みとく古代日本 ─古事記・日本書紀・風土記
  • シリーズ:ちくま新書
  • 990円(税込)
  • Cコード:0295
  • 整理番号:1192
  • 刊行日: 2016/06/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:288
  • ISBN:978-4-480-06895-8
  • JANコード:9784480068958

この本の内容

『古事記』『日本書紀』は、ただの神話ではない。新しい国家の実現を目指し、大和王権が各地で口承されていた神話の力を利用して創作した、極めて政治的な“神話”である。本書では、この二つの“建国神話”をどのように読めばよいのかを説き、また「風土記」を読みとくことで、国家・地方間のダイナミックなテキストの攻防を明らかにする。地方が“建国神話”を受け入れたとき、「日本人」の自覚と、精神史上の「日本」が誕生した。その過程を目撃せよ。

この本の目次

“神話”と国家
第1部 “建国神話”の形成(神話から“神話”へ
利用された出雲の神々
隠された司令神)
第2部 記・紀の“神話”をどう読むか(“神話”は読めるか―記紀以降の“神話”作り
古事記の“神話”をどう読むか
日本書紀の“神話”をどう読むか―主文と一書が作る神代)
第3部 出雲が「日本」になった日(“出雲神話”の再構築
モノを祭る王の“神話”作り)

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