あやつられる難民 ─政府、国連、NGOのはざまで

米川 正子

いま世界の難民は国連と各国政府、人道支援団体の間で翻弄されている。難民本位の支援はなぜ実現しないのか。アフリカでの支援経験を踏まえ批判的に報告する。

あやつられる難民 ─政府、国連、NGOのはざまで
  • シリーズ:ちくま新書
  • 1,034円(税込)
  • Cコード:0231
  • 整理番号:1240
  • 刊行日: 2017/02/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:320
  • ISBN:978-4-480-06947-4
  • JANコード:9784480069474

この本の内容

難民問題が近年クローズアップされている。日本も長年関わっているが、難民問題の本質は理解されていない。難民保護を任務とする国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)、難民支援担当の人道支援団体、難民の人権尊重を訴える人権団体、拠出国政府、受入国政府、出身国政府などそれぞれの政策のアジェンダを、マクロな視点や難民当事者の視点から批判的に分析。政府、国連、NGOの狭間で翻弄される難民の現状を、アフリカでの難民保護と支援の経験、聞き取り調査と研究をもとに報告する。

この本の目次

第1章 難民問題の基本構造
第2章 難民、UNHCRと政府の関係
第3章 難民キャンプの実態とアジェンダ
第4章 難民と安全保障―ルワンダの事例から
第5章 難民問題の恒久的解決―母国への帰還と難民認定の終了
第6章 人道支援団体の思惑とグローバルな構造

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