入門ユダヤ思想
世界中に散りつつ一つの「民族」の名のもと存続するユダヤ。居場所とアイデンティティを見いだすその英知とは? 起源・異郷・言語等、キーワードで核心に迫る。
ディアスポラ以降、世界中に散り散りとなり、それでもなお一つの「民族」という名のもとに存続しつづけてきたユダヤ。彼らは、現実の地上において安定した土地を見いだすことはできず、また自分の内面においてもアイデンティティを見いだすことはできない宿命にあった。そのため、彼らは歴史の中で、混乱と分裂と抗争の種となり、社会の不安や憎悪を掻き立ててもきた。そうした中で、ユダヤはどのように、自分たちを世界内に位置づけようとしてきたのか?本書では、そうしたユダヤ思想を知ることのできる主要な書物を追いながら、その核心へ踏み込んでいく。
序章 答えは風に揺れている
第1章 起源―どこから来たのか?
第2章 異境―どこにいるのか?
第3章 市民―何に属するのか?
第4章 エコノミー・ポリティック―何を為しているのか?
第5章 言語―何を表出しているのか?
第6章 ユートピア―何を欲望しているのか?
終章 無限の標べのように
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