勘定奉行の江戸時代

藤田 覚

家格によらず能力と実績でトップに立てた勘定所。財政を支える奉行のアイデアとは。年貢増徴策、新財源探し、禁断の貨幣改鋳、財政積極派と緊縮派の対立……。

勘定奉行の江戸時代
  • シリーズ:ちくま新書
  • 定価:本体780円+税
  • Cコード:0221
  • 整理番号:1309
  • 刊行日: 2018/02/05
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:224
  • ISBN:978-4-480-07113-2
  • JANコード:9784480071132
藤田 覚
藤田 覚

フジタ サトル

1946年長野県生まれ。東北大学大学院博士課程修了。東京大学資料編纂所教授、同大学院人文社会系研究科・文学部教授を経て、現在、東京大学名誉教授。専攻は日本近世史。『近世後期政治史と対外関係』(東京大学出版会)で角川源義賞受賞。『幕藩体制国家の政治史的研究』『遠山金四郎の時代』(以上、校倉書房)『天保の改革』(吉川弘文館)、『松平定信』(中公新書)、『水野忠邦』(東洋経済新報社)、『幕末の天皇』(講談社選書メシエ)、『田沼意次』(ミネルヴァ書房)、『遠山景元』(山川出版社)、『天皇の歴史06 江戸時代の天皇』(講談社)、『近世天皇論』(清文堂)、『泰平のしくみ 江戸の行政と社会』(岩波書店)『幕末から維新へ―シリーズ日本近世史5』(岩波新書)など著書多数。

この本の内容

江戸幕府の財政は、初期の頃からほとんどいつも火の車。お金の問題を切り盛りした勘定奉行だが、財政だけでなく農政、交通、司法など政治機能の多くを担い、寺社奉行・町奉行とともに三奉行の一員として、政治案件の意思決定にも深くかかわった。そんな重要役職にもかかわらず、いや重職だったからこそ、家格でなく実力で、ノンキャリアの叩き上げが奉行にのぼりつめる内部昇進の仕組みもあった。社会・文化の変化・成熟、幕藩体制の揺らぎなど、江戸幕府二七〇年の盛衰を、勘定奉行の業績や素顔から解明かす。

この本の目次

第1章 勘定奉行は幕府の最重要役人
第2章 御家人でも勘定奉行になれる―競争的な昇進制度
第3章 財政危機の始まり―貨幣改鋳をめぐる荻原重秀と新井白石の確執
第4章 行財政改革の取組み―享保期勘定所機構の充実と年貢増徴
第5章 新たな経済財政策の模索―田沼時代の御益追求と山師
第6章 深まる財政危機―文政・天保期の際限なき貨幣改鋳
第7章 財政破綻―開港・外圧・内戦

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