日本が壊れていく ─幼稚な政治、ウソまみれの国
「モリ・カケ」問題、官僚の「忖度」、大臣の舌禍事件……。政治の信頼を大きく損ねる事件が、なぜこれほど続くのか? 日本の政治が劣化した真因を考える。
二〇一二年一二月に第二次安倍政権が発足。その後、五年半の間に、特定秘密保護法、安保関連法(戦争法)、共謀罪法などを多くの国民の反対を押し切って成立させた。一方で、「モリ・カケ」問題をはじめ、政治家や官僚の不祥事が相次ぎ、政治に対する信頼が大きく損なわれている。にもかかわらず、政権与党内の安倍一強体制は揺るがず、野党は対抗勢力たり得ていない。本書は憲法の基本原則をおかす安倍政権の危険な体質を痛烈に批判し、なぜ日本の政治がここまで劣化したのかを徹底検証する。
第1章 このままでは国が壊れる―古賀誠・小沢一郎・亀井静香氏に聞く(政治にとっていちばん大事なバランスが失われた
主権者である国民の責任は大きい ほか)
第2章 無知と不寛容な安倍政治(ヤンキー政治を支える「草の根」世論
大国化への飽くなき野望 ほか)
第3章 強権政治と監視社会に抗う(率直にものを言う「存在者」として生きた―追悼・金子兜太
伝え続けるんだ、ジョー!!―漫画家・ちばてつやの肖像 ほか)
第4章 打ち捨てられる個人(住民が激怒した「戦争道路」の復活
中小零細業者を苦しめる悪魔の税制 ほか)
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