大坂城全史 ─歴史と構造の謎を解く
大坂本願寺に始まり、豊臣秀吉、徳川家康・秀忠ら歴代の権力者が本拠地として整備した枢要の地、大坂城の全てを石垣や当時の詳細な資料を手掛かりに読み解く。
かつて浄土真宗の聖地として栄え、織田信長の後を承けた豊臣秀吉、徳川家康・秀忠まで、時の権力者が本拠地として修築を重ねた大坂城。豊臣家の居城として栄華を極めるが、大阪夏の陣で落城。江戸幕府に再築されるものの、幕末には大部分が焼失した。明治以降、大阪市民の支持を得て天守閣が復興、現在まで市民に愛され続けている。長きにわたり権力者たちの興亡の舞台となった名城を、最新の研究成果に基づき読み解く、通説を刷新する決定版通史。
第1章 大坂本願寺の時代
第2章 番城の時代
第3章 豊臣秀吉・秀頼の時代
第4章 松平忠明の時代
第5章 徳川秀忠による大坂城再築工事
第6章 徳川時代の大坂城と城下町
第7章 近代の大阪城と天守閣復興
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