EU離脱 ─イギリスとヨーロッパの地殻変動

鶴岡 路人

ついに離脱を現実のものとしたイギリスが失うものとはなにか? 一枚岩になれないEUはどうなるのか? なお問題山積のヨーロッパの現在を最も正確に論じる。

EU離脱 ─イギリスとヨーロッパの地殻変動
  • シリーズ:ちくま新書
  • 946円(税込)
  • Cコード:0231
  • 整理番号:1477
  • 刊行日: 2020/02/05
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:272
  • ISBN:978-4-480-07287-0
  • JANコード:9784480072870
鶴岡 路人
鶴岡 路人

ツルオカ ミチト

1975年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部准教授。専門は現代欧州政治、国際安全保障。慶應義塾大学法学部卒業後、同大学院などを経てロンドン大学キングス・カレッジで博士号取得。在ベルギー日本大使館専門調査員、防衛研究所主任研究官、英王立防衛・安全保障研究所(RUSI)訪問研究員などを歴任。東京財団政策研究所主任研究員を兼務。共編著に『EUの国際政治』(慶應義塾大学出版会)などがある。

この本の内容

二〇一六年六月二三日。イギリスにおけるEU残留の是非を問う国民投票での離脱派の勝利は、世界に衝撃をもたらした。保守党のメイ首相の下で行われたEUとの離脱交渉は混迷を極め、ジョンソン首相に交代。数度の延期の末、二〇二〇年一月末に、ついに正式な離脱へ―。なぜ事態はここまで迷走したのか。それは、EUという存在のあり方と利害抜きには見えてこない。イギリスの内政問題という理解を超え、新たなヨーロッパ統合のあり方を見通す。

この本の目次

第1章 国民投票から離脱交渉へ
第2章 延期される離脱
第3章 ジョンソン政権による仕切り直し
第4章 「主権を取り戻す」から国家の危機へ
第5章 北アイルランド国境問題とは何だったのか
第6章 再度の国民投票、離脱撤回はあり得たのか
第7章 離脱後のEU・イギリス関係の選択肢
第8章 イギリスなきEU、EUなきイギリスの行方
終章 ブレグジットは何をもたらすのか

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