正史 三国志 5 ─蜀書

陳寿 著 , 裴松之 その他 , 井波 律子 翻訳

天険に守られ物資豊かな地に築かれた蜀朝二代の全史。漢の正統を自負する劉備、名宰相諸葛亮、猛将関羽・張飛・馬超等の伝。
【解説: 井波律子 】

正史 三国志 5 ─蜀書
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,650円(税込)
  • Cコード:0122
  • 整理番号:チ-1-5
  • 刊行日: 1993/04/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:512
  • ISBN:4-480-08045-7
  • JANコード:9784480080455

この本の内容

曹操は風采の上がらぬ小男だったが、劉備は堂々たる偉丈夫で、人を心服させる不思議な魅力を持っていた。曹操を知の人とするなら、劉備は心の人であったろう。関羽と張飛が死を賭して献身し、諸葛亮が主の死後にも誠実無比の忠節を尽しつづけたのは、そのためであった。「蜀書」全十五巻には、蜀の遺臣陳寿の亡国に対する思い入れと、諸葛亮への深い敬愛がこめられている。

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