ローマ帝国衰亡史 9 ─十字軍と頽勢のビザンティン文明

エドワード・ギボン 著 , 中野 好夫 翻訳

この一大叙述も終わりに近く、イタリアでのノルマン・サラセン民族の興亡と、コンスタンティノポリスを決定的に弱体化させた十字軍を描く。

ローマ帝国衰亡史 9 ─十字軍と頽勢のビザンティン文明
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,430円(税込)
  • Cコード:0122
  • 整理番号:キ-2-9
  • 刊行日: 1996/08/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:448
  • ISBN:4-480-08269-7
  • JANコード:9784480082695
中野 好夫
中野 好夫

ナカノ ヨシオ

1903-85年。英文学者、評論家、翻訳家。愛媛県松山市生まれ。東京帝国大学文学部卒。35年に東京帝国大学助教授、戦後に東京大学教授となるも、53年に辞任、雑誌「平和」の編集責任者となる。スタンフォード大学客員教授、中央大学文学部教授などを歴任。『シェイクスピアの面白さ』で毎日出版文化賞、『蘆花徳富健次郎』で大佛次郎賞をそれぞれ受賞。

この本の内容

ヨーロッパ古代世界に最大の版図をもち、多年隆盛を誇ったローマ帝国はなぜ滅びたのか?この「消えることのない、永遠の問い」に対する不朽の解答―18世紀イギリスの歴史家E・ギボンの名筆になる大歴史書の完訳。イスラム人に占領された聖地イェルサレムを奪回すべく企てられた数度にわたる十字軍の活動が、コンスタンティノープルを略奪し、ローマ帝国の消長に力をかすことになる一大叙述。

この本の目次

第56章(イタリアにおけるサラセン人、フランク人、ギリシア人
ノルマン人の最初の侵攻と定住
 ほか)
第57章(セルジュク朝のトルコ族
ヒンドスタン征服者マフムードへの彼らの反乱 ほか)
第58章(第一回十字軍の起源と人数
ラテン諸候の性格
彼らのコンスタンティノポリスへの進軍 ほか)
第59章(ギリシア帝国の存続
第二回、第三回十字軍の人数と経路および結末
聖ベルナール ほか)
第60章(ギリシア教会とラテン教会の分裂
コンスタンティノポリスの状況
ブルガリア人の反乱 ほか)
第61章(フランス人とヴェネチア人による帝国の分割
フランドルとクルトネ両王家の五人のラテン皇帝 ほか)
第62章(ニカエアおよびコンスタンティノポリスの歴代ギリシア皇帝
ミカエル・パラエオログスの登位と治世 ほか)
第63章(ギリシア帝国内の内戦と破局
老幼アンドロニクス両帝とヨハンネス・パラエオログスの治世 ほか)

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