ローマ帝国衰亡史10 ─メフニット二世と東ローマ帝国滅亡

エドワード・ギボン 著 , 中野 好夫 翻訳

一四五三年さしもの威容を誇ったローマ帝国もオスマン・トルコの怒濤の攻撃の前に首都が陥落、歴史からその姿を消す。一大叙事詩の最終巻。

ローマ帝国衰亡史10 ─メフニット二世と東ローマ帝国滅亡
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,430円(税込)
  • Cコード:0122
  • 整理番号:キ-2-10
  • 刊行日: 1996/09/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:448
  • ISBN:4-480-08270-0
  • JANコード:9784480082701
中野 好夫
中野 好夫

ナカノ ヨシオ

1903-85年。英文学者、評論家、翻訳家。愛媛県松山市生まれ。東京帝国大学文学部卒。35年に東京帝国大学助教授、戦後に東京大学教授となるも、53年に辞任、雑誌「平和」の編集責任者となる。スタンフォード大学客員教授、中央大学文学部教授などを歴任。『シェイクスピアの面白さ』で毎日出版文化賞、『蘆花徳富健次郎』で大佛次郎賞をそれぞれ受賞。

この本の内容

ヨーロッパ古代世界に最大の版図をもち、多年隆盛を誇ったローマ帝国はなぜ滅びたのか?この「消えることのない、永遠の問い」に対する不朽の解答―18世紀イギリスの歴史家E・ギボンの名筆になる大歴史書の完訳。1453年オスマン・トルコのメフメット二世による猛攻の前に、さしものコンスタンティノポリスも陥落し、東ローマ帝国は滅亡する。大著全10巻の完結巻。

この本の目次

第64章(シナからポーランドにかけてのチンギス・ハーンとモンゴル人の征服
コンスタンティノポリスとギリシア人の無事 ほか)
第65章(ティムール、別名タメルランのサマルカンドの帝位就任
彼によるペルシア、グルジア、タタール、ロシア、インド、シリアそしてアナトリアの征服 ほか)
第66章(東ローマ皇帝の教皇への請願
パラエオログス王朝のヨアンネス一世、マヌエル、ヨアンネス二世の西方訪問 ほか)
第67章(ギリシア人とラテン人の間の宗教分離
ムラート二世の治世と性格 ほか)
第68章(メフメット二世の治世と性格
トルコ人によるコンスタンティノポリスの攻囲、攻撃と最終的征服 ほか)
第69章(十二世紀以降のローマの状態
歴代教皇の現世的な支配権 ほか)
第70章(ペトラルカの性格と戴冠
護民官リエンツォによるローマの自治と統治の復興 ほか)
第71章(十五世紀のローマの廃墟の展望
衰退と破壊の四つの原因 ほか)

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