ぼく自身あるいは困難な存在

ジャン・コクトー 著 , 秋山 和夫 翻訳

ラディゲ、サティ、プルーストら親しい友人たちを回想する魅力的な人物論をちりばめつつ、コクトーの姿と芸術観を浮き彫りにする珠玉エッセー。

ぼく自身あるいは困難な存在
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 定価:本体1,100円+税
  • Cコード:0198
  • 整理番号:コ-7-1
  • 刊行日: 1996/07/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:352
  • ISBN:4-480-08294-8
  • JANコード:9784480082947

この本の内容

本書の執筆時に、コクトーは五十七歳だった。第二次大戦が終結して間もない、占領下の陰惨な記憶も鮮やかな時点で、自身の死を意識しつつ書かれた本書は、ラディゲ、サティ、プルースト、ディアギレフら、その多くは世を去っている親しい友人たちの的確で魅力的な人物論がちりばめられ、エスプリにみちたコクトーの姿と透徹した芸術観が浮かびあがってくる。「死について」「言葉について」「美について」「線について」など、「射撃姿勢をとらずに凝っと狙いを定め、何としてでも的を射抜く」というその手並みを味わいながら、読者は、コクトーの真摯さとそこに寄り添っている孤独の深さに導かれることだろう。

この本の目次

会話について
ぼくの幼年時代について
ぼくの文体について
仕事について また 伝説について
レーモン・ラディゲについて
ぼくの容姿について
ぼくのさまざまの逃亡について
フランスについて
演劇について
ディアギレフについて また ニジンスキーについて〔ほか〕

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