人間の本性について

E.O.ウィルソン 著 , 岸 由二 翻訳

美を感じ、神を信じるのも遺伝子の仕業だとしたら、我々の心とはいったい何なのか。世界中を震撼させた社会生物学の記念碑的著作。
【解説: 新妻昭夫 】

人間の本性について
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,650円(税込)
  • Cコード:0145
  • 整理番号:ウ-8-1
  • 刊行日: 1997/05/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ISBN:4-480-08335-9
  • JANコード:9784480083357
E.O.ウィルソン
E.O.ウィルソン

ウィルソン,E.O

1929年合衆国アラバマ州生まれ。アラバマ大学で生物学を学び、1955年ハーヴァード大学で博士号を取得。現在、ペレグリノ・ユニヴァーシティ・リサーチ教授。社会生物学、生物多様性の提唱者である一方、徹底したナチュラリストでもある。著書に『社会生物学』『人間の本性について』『生命の多様性』など。ピューリツァー賞を2度受賞。

岸 由二
岸 由二

キシ ユウジ

1947年東京生まれ。横浜市立大学生物科卒業。東京都立大学理学部博士課程修了。慶應大学名誉教授。進化生態学。流域アプローチによる都市再生に注力し、鶴見川流域、多摩三浦丘陵などで実践活動を推進中。NPO法人鶴見川流域ネットワーキング、NPO法人小網代野外活動調整会議、NPO法人鶴見川源流ネットワークで代表理事。著書に『自然へのまなざし』(紀伊國屋書店)『流域地図の作り方』(ちくまプリマー新書)。訳書にウィルソン『人間の本性について』(ちくま学芸文庫)、共訳にドーキンス『利己的遺伝子』(紀伊國屋書店)など。

この本の内容

60年代なかば、生態学と進化論の境界領域のなかから新しい流れが形成された。その結晶の一つがウィルソンの大著『社会生物学』であり、R.ドーキンスの『利己的な遺伝子』だった。生物界の社会現象を総合的に分析する斬新な手法で、人間とは何かを究明しようとしたのが本書である。英米の生物・動物学界を震撼させた、1979年度ピュリッツァー賞受賞作。

この本の目次

第1章 ジレンマ
第2章 遺伝
第3章 発達の過程
第4章 社会進化と人間の本性
第5章 攻撃行動
第6章 性
第7章 利他主義
第8章 宗教
第9章 希望

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