デリダから道元へ
七五〇年の時空を超えて唱和しはじめた、デリダの〈エクリチュール〉と道元の〈道得〉。デリダ自身が読むことを渇望した先鋭的論考。
【解説: 林好雄 】
- シリーズ:ちくま学芸文庫
- 1,045円(税込)
- Cコード:0110
- 整理番号:モ-4-1
- 刊行日:
1999/08/10
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:272
- ISBN:4-480-08499-1
- JANコード:9784480084996
- 在庫 ×
「私」ならざる「自己」とは何か。何物をも創出しない創出とは、私やわれわれよりも古い約束とは、別なる時間の見方とは、亜=譬喩とは、中性的であることとは、神なしの神学とは何か。現象学的思考の最先端に立って問い続けるデリダが、『プシュケ』において到達した地点は、不思議にも道元の『正法眼蔵』の立つ地点とぴたりと重なった。750年の時空を超えた、希有にして必然の出会い。ひとたび唱和しはじめた両者のエクリチュールは、もはや語り止むことがない。デリダ自身が読むことを渇望した驚くべき論考。
1 「問い」と「答え」
2 「鏡」と「プシュケ」
3 「現存在」と「吾我」
4 「自己」と「他己」
5 「原=時間」と「親曾」
6 「否定」と「不道」
7 「神秘」と「直観」
8 「沈黙」と「説法」
9 「歴劫」と「場所」
10 「祈り」と「回向」
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
※は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
歳
公開可 公開不可