色彩論

ゲーテ 著 , 木村 直司 翻訳

数学的・機械論的近代自然科学と一線を画し、自然の中に「精神」を読みとろうとする特異で巨大な自然観を示した思想家・ゲーテの不朽の業績。

色彩論
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 定価:本体1,500円+税
  • Cコード:0110
  • 整理番号:ケ-6-1
  • 刊行日: 2001/03/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:528
  • ISBN:4-480-08619-6
  • JANコード:9784480086198
ゲーテ
ゲーテ

ゲーテ

1749〜1832年。ドイツの詩人、作家、自然科学者、政治家。フランクフルトに生まれ、ヴァイマールに没。〈疾風怒濤〉の潮流の代表者。主著『ファウスト』『若きヴェルテルの悩み』『イタリア紀行』『西東詩集』ほか。色彩論、形態学をはじめとする膨大な自然研究に、近年大きな関心が寄せられている。

木村 直司
木村 直司

キムラ ナオジ

1934年生まれ。ミュンヘン大学文学部博士課程修了。上智大学名誉教授。著書『ゲーテ研究』(全3巻、南窓社)ほか。

この本の内容

文豪ゲーテは多くの貌をもつ。その文業とともに、終生情熱を傾けたのが、植物学・動物学・地質学・解剖学・気象学などに及ぶ広汎な自然研究であった。とりわけ形態学と色彩論はその白眉と言うべく、シュタイナーらの再評価を経て、現代的関心もきわめて高い。分析と還元を旨とする近代科学の方法に対して、綜合と全体化を目指すゲーテの理念の背景には、汎知学‐ヘルメス学の伝統が控えている。『色彩論』の精髄たる「教示編」に加え、「科学方法論」を併載し、ゲーテ自然思想へのチチェローネとなす。

この本の目次

科学方法論(近代哲学の影響
直観的判断力
省察と忍従
形成衝動
種々の問題
適切な一語による著しい促進
客観と主観の仲介者としての実験
経験と科学
分析と綜合
自然哲学
自然―断章
箴言的論文『自然』への注釈)
色彩論―教示編(色彩論草案
序論
生理的色彩
物理的色彩
化学的色彩
内的関連の外観
隣接諸領域との関係
色彩の感覚的精神作用)

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