デュメジル・コレクション 3

ジョルジュ・デュメジル 著 , 丸山 静 編集 , 前田 耕作 編集

草創期ローマの謎に大胆に挑んだ『ローマの誕生』、インド=イラン学への本格的寄与となった画期的論考『大天使の誕生』を収録。

デュメジル・コレクション 3
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,870円(税込)
  • Cコード:0114
  • 整理番号:テ-3-3
  • 刊行日: 2001/09/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:512
  • ISBN:4-480-08648-X
  • JANコード:9784480086488
前田 耕作
前田 耕作

マエダ コウサク

1933年生まれ。名古屋大学文学部卒。アフガニスタン文化研究所所長。東京藝術大学・帝京大学客員教授。2003年以来、爆破されたアフガニスタンのバーミヤン遺跡の保存・修復の事業にたずさわっている。著書に『巨像の風景』(中公新書)、『ディアナの森』(せりか書房)、『宗祖ゾロアスター』(ちくま学芸文庫)、『アジアの原像』(NHKブックス)、『玄奘三蔵、シルクロードを行く』(岩波新書)など、訳書にバシュラール『火の精神分析』、エリアーデ『イメージとシンボル』(以上せりか書房)、『子どもたちに語るヨーロッパ史』(監訳、ちくま学芸文庫)などがある。

この本の内容

歴史の時間が流れ出す現場―草創期ローマ―の謎に挑んだ『ローマの誕生』。著者は三機能説の試金石として、あえてアカデミーの牙城を選んだ。社会形成に対する神話の規定力、史実と歴史を語ることのクリティカルな関係、歴史意識の発生と変容といった主題をめぐる大胆な論争の書。一方、ゾロアスター教神学の古層にインド=イランの機能神群を見出すのが『大天使の誕生』。イラン学への本格的寄与となった画期的論考であり、ユダヤ教、キリスト教、イスラームの天使学を考えるうえでも示唆に富む。本邦初訳。

この本の目次

ローマの誕生(ユピテル、マルス
プロペティウスとトリブス
ラテン人とサビニ人
クイリヌス、都市と帝国)
大天使の誕生(ミタンニのアーリヤの神々
「善きことをなす不死者」
ウォフ・マナフとアシャ
クシャスラ
ハルワタート=アムルタート、アールマティ)

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