聖王ルイ  ─西欧十字軍とモンゴル帝国

ジャン・ド・ジョワンヴィル 著 , 伊藤 敏樹 翻訳

世界史初の<文明の衝突>
同時代の記述が活写する多極的地中海世界

第七回十字軍遠征記を軸に、地中海世界を介してイスラム圏やモンゴルと対峙しつつ祖国フランスの存立基盤を模索する「聖王」ルイ九世伝。本邦初訳。

聖王ルイ  ─西欧十字軍とモンゴル帝国
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,650円(税込)
  • Cコード:0122
  • 整理番号:シ-21-1
  • 刊行日: 2006/11/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:496
  • ISBN:4-480-09026-6
  • JANコード:9784480090263

この本の内容

「聖王」と慕われ、パリのサン・ルイ島や、ミズーリ州都セント・ルイスなどにその名をとどめる13世紀フランス王ルイ9世の事跡を伝えるフランス中世史の第一級史料。王の忠実な家臣であり、王による第七回十字軍遠征に随伴したジャン・ド・ジョワンヴィルが、王の死後40年近くを経て記憶を辿り心情を傾けて詳細に記述した本書は、フランス文学史上代表的な回想録でもある。当時、ユーラシアから地中海一帯にかけては、モンゴル、イスラム、十字軍の勢力が、版図拡大・聖地奪還の意欲に燃え激突する多極的世界が展開していた。領土保全と、信仰への熱い思いに駆られ、押し寄せる時代の荒波のなかを高潔に生き抜いた稀代の王の姿を描く伝記的ロマン。

この本の目次

序篇 王の人間像(本書の構成。王の人間像と行状記
窮地におけるリーダー魂
忍耐、誠実、質素、自主判断
上に立つ者の謙譲 ほか)
本篇 ルイ王行状記(英王、国内諸侯との領土争い
エジプト遠征
パレスチナで
帰国後のルイ。第八回十字軍)
時代と背景

読者の感想

2006.11.29 太宰幸雄

復刊・重版お願いします。

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