ディラック現代物理学講義

P.A.M.ディラック 著 , 岡村 浩 翻訳

天才頭脳の解剖講義

永久に膨張し続ける宇宙像とは? モノポールは実在するのか? 想像力と予言に満ちたディラック晩年の名講義が新訳で甦る。

ディラック現代物理学講義
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,045円(税込)
  • Cコード:0142
  • 整理番号:テ-5-2
  • 刊行日: 2008/02/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:208
  • ISBN:978-4-480-09132-1
  • JANコード:9784480091321
P.A.M.ディラック
P.A.M.ディラック

ディラック,P.A.M

1902−1984年。イギリス、ブリストル生れ。理論物理学者。1928年に量子力学と相対性原理とを結合した〈ディラック方程式〉を発表し、1933年にはE.シュレーディンガーとともにノーベル物理学賞を受賞。1932年にケンブリッジ大学ルカス教授職に就任、晩年はフロリダ州立大学で過ごした。

岡村 浩
岡村 浩

オカムラ ヒロシ

1941年、福岡県生まれ。東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。工学院大学教授。著書に『現代の古典物理』(現代書館、共著)など。

この本の内容

物理理論に対してあくまで数学的美しさを求め続けたディラック。その理論から帰結するアイディアや世界観は、反粒子、磁気単極子(モノポール)、巨大数仮説など、未知の着想と予言に満ち満ちたものであった!若き日に目の当たりにした量子力学誕生の瞬間から、永久に膨脹し続ける宇宙のモデルに至るまで、想像力が産み出した独創的な仕事の数々をコンパクトに解説、「天才ディラック」がその全体像を垣間見せる晩年の名講義。新訳。巻末に「モノポールを求めて」(荒船次郎)を付録として収録。

この本の目次

第1章 量子力学の発展
第2章 量子電磁力学
第3章 モノポール
第4章 正エネルギーの相対論的波動方程式
第5章 宇宙論と重力定数

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