バイオフィリア ─人間と生物の絆
脳は自然保護を欲する!
自然保護は人間の本能であり「バイオフィリア=人間が生得的に備えている生命への愛」に由来する。生物多様性を説く著者が贈る科学エッセイ。
- シリーズ:ちくま学芸文庫
- 1,210円(税込)
- Cコード:0145
- 整理番号:ウ-8-2
- 刊行日:
2008/09/10
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:272
- ISBN:978-4-480-09164-2
- JANコード:9784480091642
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バイオフィリア―それは、生命を志向する人間の内的・身体的傾向。私たちは、生物と生物でないものを見分け、自発的に他の生物に関心をいだく。この傾向は、人間の生得的な本能に根ざしており、自然淘汰と適応の過程に組み込まれたものである、と著者は語る。目新しさや多様性を好み、自然を愛してやまないのもバイオフィリアによるところのものである。少なくとも人間の精神の深部には適応主義的なアプローチの対象となりうる何かが潜んでいるのだ。南米での研究の日々、自然保護に対する倫理的見解、蛇への嫌悪感の出所など、生物の多様性を説いてきた著者が贈る美しい科学エッセイ。
1 ベルンハルツドルプ
2 超生物
3 タイムマシン
4 極楽鳥
5 詩的な種
6 蛇
7 適切な場所
8 自然保護の倫理
9 スリナム
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