幾何学入門 上

H.S.M.コクセター 著 , 銀林 浩 翻訳

視覚と直観のトレーニング

著者は「現代のユークリッド」とも称される20世紀最大の幾何学者。古典幾何のあらゆる話題が詰まった、辞典級の充実度を誇る入門書。

幾何学入門 上
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,760円(税込)
  • Cコード:0141
  • 整理番号:コ-27-1
  • 刊行日: 2009/09/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:480
  • ISBN:978-4-480-09241-0
  • JANコード:9784480092410
H.S.M.コクセター
H.S.M.コクセター

コクセター,H.S.M

1907-2003年。イギリス、ロンドン生まれの幾何学者。ケンブリッジ 大学で博士号を取得後カナダに渡り、トロント大学教授に就任。数 学の抽象化が称揚された時代の中、イメージ豊かな幾何学の探究を 続けたことから、《現代のユークリッド》とも称される。不連続群 や多胞体の研究で先駆的な業績を挙げた。

銀林 浩
銀林 浩

ギンバヤシ コウ

1927年、東京生まれ。東京大学理学部数学科卒業。明治大学名誉教授。遠山啓とともに「水道方式」と呼ばれる算数の指導方法を提唱し、自らも数学教育協議会委員長として普及に努めた。著書に『量の世界:構造主義的分析』(麦書房)、『水道方式による計算体系』(遠山啓との共著、明治図書出版)など、訳書にベル『数学をつくった人びと』(共訳、ハヤカワ文庫)、コクセター『幾何学入門』(ちくま学芸文庫)などがある。

この本の内容

視覚や直観を道具にアイディアを生み出していく古典幾何学を愛した著者コクセター。彼自身、不連続群や多胞体の研究で目覚ましい業績を挙げて幾何学の豊かさを実証し、“現代のユークリッド”と称された。コクセターの語る幾何学は代数学・解析学などの数学に限らず、芸術から宇宙論まで様々な学問と結びついており、幾何学の発想が知的営みのあらゆる場面で力を発揮することを教えてくれる。辞典としても便利な、話題満載の教科書。上巻はユークリッド幾何学に関する色々な話題とアフィン幾何学について触れる。

この本の目次

1部(三角形
正多角形
ユークリッド平面の等長変換 ほか)
2部(座標
複素数
5つの正多面体 ほか)
3部(順序の幾何学
アフィン幾何学)

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