日本に就て

吉田 健一

つらつらと考える

政治に関する知識人の発言を俎上にのせ、責任ある市民に必要な「見識」について舌鋒鋭く論じつつ、路地裏の名店で舌鼓を打つ。甘辛評論選。
【解説: 苅部直 】

日本に就て
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,210円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:ヨ-12-2
  • 刊行日: 2011/07/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:320
  • ISBN:978-4-480-09388-2
  • JANコード:9784480093882
吉田 健一
吉田 健一

ヨシダ ケンイチ

1912〜1977年。東京生まれ。吉田茂元首相を父とし、幼少期を、イギリス、中国などで過ごす。ケンブリッジ大学に学び、帰国後、文筆生活に入る。ヴァレリー、ロレンス等の翻訳、および文芸評論の分野で活躍し、自身も珠玉のエッセイや小説を多数残した。

この本の内容

「知識人批判」「保守党の立場」「吉田内閣論」などの超辛口社会時評と、目を細めながら日本を味わう「或る田舎町の魅力」「小休止」などの小紀行文を収録した、甘辛エッセイ選。

この本の目次

不信心―序にかえて
知識人批判
象牙の塔から誰が出たのか
文士の発言
知識人と政治
命が惜しいことに就て
擬態
毛並
日本人であることの不安
日本語に就て〔ほか〕

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