売笑三千年史
売春の歴史を総覧する異端の民俗学
〈正統〉な学者が避けた分野に踏みこんだ、異端の民俗学者・中山太郎。本書は、売買春の歴史民俗誌に光をあてる幻の大著である。
【解説: 川村邦光 】
- シリーズ:ちくま学芸文庫
- 1,870円(税込)
- Cコード:0139
- 整理番号:ナ-23-1
- 刊行日:
2013/07/10
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:720
- ISBN:978-4-480-09554-1
- JANコード:9784480095541
- 在庫 ×
柳田國男と同時代に活動しながら、いわゆる正統な学者たちが避けたテーマへと果敢に分け入った「異端の民俗学者」中山太郎。主著となる本書を含め、その著作群は一見どぎつい題材とは裏腹に、史料考証を積み重ねたものである。不特定多数の男女が交わりあう各地の神事祭典や各種乱婚・貸妻制など、具体的で膨大な習俗を挙げつつ売買春発生の背景を考察。奈良時代以前の巫娼、平安の浮かれ女、鎌倉の白拍子、室町の辻君と、歴史を追って、つきせぬ情熱で売買春の諸相を総覧する。長らく入手不可能であった幻の書の文庫化。
第1章 売笑の発生的考察
第2章 国初時代
第3章 奈良時代
第4章 平安時代
第5章 鎌倉時代
第6章 室町時代
第7章 江戸時代
第8章 明治時代
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