動かない……(´Д`;)
キテレツな発明品の数々。
図版満載!

科学者の思い込みの集大成として、あるいはイカサマの手段として作られた永久機関。「不可能」の虜になった先人たちの奮闘を紹介。図版多数。

永久運動の夢
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,540円(税込)
  • Cコード:0153
  • 整理番号:オ-23-1
  • 刊行日: 2014/01/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:384
  • ISBN:978-4-480-09585-5
  • JANコード:9784480095855
アーサー・オードヒューム
アーサー・オードヒューム

オードヒューム,アーサー

イギリスの機械工学者。英国空軍を除隊後、航空機の設計技師として働く。航空工学に関する著書のほか、オルゴールや機械仕掛けの楽器に関する著書などを多数執筆。

高田 紀代志
高田 紀代志

タカダ キヨシ

1950年生まれ。宮城学院女子大学教授。訳書にチャルマーズ『科学論の展開』(共訳、恒星社厚生閣)などがある。

中島 秀人
中島 秀人

ナカジマ ヒデト

1956年生まれ。東京工業大学教授。著書に『日本の科学/技術はどこへいくのか』(サントリー学芸賞受賞、岩波書店)などがある。

この本の内容

スクリューの付いた船を、初めだけ外から力を加えて動かしてみよう。船が進む。すると水流によってスクリューが回る。スクリューが回ると船が進む。さらに水流ができてスクリューが回る…船は勝手に「永久に」進み続けるのだ!しかし、現実は甘くない。永久機関は、実際に作ってみるとうまくいかないのだ。「熱力学の法則」はこうした失敗から経験的に得られたものであるが、大真面目な科学者から金儲け目当ての詐欺師まで、さまざまな人々が今もなお永久運動にとり憑かれてやまない。原子力エネルギーはどうか?太陽光や潮の干満を利用した動力は「永久」ではないのか?永久運動はその可能性を私たちに問いかけ続けている。

この本の目次

永久運動とは何か
初等物理学と永久運動
中世の永久運動
自己回転輪と非平衡錘
磁石、電磁気、蒸気
毛細管現象と海綿車
コックスの永久運動
レドヘッファーの永久運動
キリーと驚異のモーター
気化や液化についての妙案
驚くべきガラベド計画
鳴り続く鐘とラジウム永久運動
永久運動発明家、特許局から締め出される
転がる球の時計
永久ランプ
哲学的永久運動と原子エネルギー
永久運動発明家の永久性
まとめ

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