パスカル 数学論文集

ブレーズ・パスカル 著 , 原 亨吉 翻訳

『パンセ』に息づく
数学の精神とは

「パスカルの3角形」で有名な「数3角形論」ほか、「円錐曲線論」「幾何学的精神について」など十数篇の論考を収録。世界的権威による翻訳。
【解説: 佐々木力 】

パスカル 数学論文集
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,650円(税込)
  • Cコード:0141
  • 整理番号:ハ-40-1
  • 刊行日: 2014/04/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:432
  • ISBN:978-4-480-09593-0
  • JANコード:9784480095930
ブレーズ・パスカル
ブレーズ・パスカル

パスカル,ブレーズ

1623‐1662年。フランス中部のクレルモン生まれ。幼少時から数学と自然学に才能を発揮し、16歳で「円錐曲線試論」を発表。その他加減算計算機の考案をはじめ数多くの業績を挙げた。1646年以降ジャンセニスムに接近し、1654年の回心を機に信仰に身を捧げることを決意したが、数学研究は続行した。その思索録は没後『パンセ』として刊行された。

原 亨吉
原 亨吉

ハラ コウキチ

1918ー2012年、京都生まれ。第一高等学校理科乙類を経て京都大学文学部哲学科入学のち退学。東京大学文学部フランス文学科卒業。大阪大学文学部教授で定年退官。同大学名誉教授。研究実績に「パスカルの数学的業績」(大阪大学文学部研究紀要)があり、世界的水準の数学史研究者として内外に知られている。ほかにも、デカルト、ロベルヴァル、ホイヘンス、ニュートン、ライプニッツらに関する研究論文・翻訳がある。また一方で、フランス語教育や文学研究にも長くたずさわり、スタンダール、アラン、ヴァレリーらの翻訳もある。パスカル数学研究により日本学士院賞・恩賜賞受賞。著書に『近世の数学』、訳書にデカルト『幾何学』(いずれもちくま学芸文庫)がある。

この本の内容

『パンセ』に息づく数学の精神とは。「円錐曲線試論」「数三角形論」「幾何学的精神について」など収録。

この本の目次

円錐曲線試論
巾数ノ和
数3角形論
単位数を母数とする数3角形の様々な応用
数序列論
連続数ノ積ニツイテ
巾数ノ一般的解法
A.デトンヴィルからA.D.D.S.氏への手紙
A.デトンヴィルからド・カルカヴィ氏への手紙
直角3線形とその蹄状体との理論
単純和、3角和、ピラミッド和の性質
4分円の正弦論
円弧論
回転体小論
ルーレット一般論
あらゆるルーレットの曲線の長さ

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