初等数学史 下 近世篇

フロリアン カジョリ 著 , 小倉 金之助 翻訳 , 中村 滋 校訂

数学記号は
どのように生まれたの?

商業や技術の一環としても発達した数学。下巻は対数・小数の発明、記号代数学の発展、非ユークリッド幾何学など。文庫化にあたり全面的に校訂。

初等数学史 下 近世篇
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,430円(税込)
  • Cコード:0141
  • 整理番号:カ-35-2
  • 刊行日: 2015/04/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:432
  • ISBN:978-4-480-09612-8
  • JANコード:9784480096128
フロリアン カジョリ
フロリアン カジョリ

フロリアン カジョリ

1859-1930年。スイスに生まれる。16歳のときに渡米しウィスコンシン大学で学位取得。テューレーン大学教授、コロラド大学教授等を経て、カリフォルニア大学バークレー校に数学史教授として就任。著書にA History of Mathematics,A History of Mathematical Notationsなどがある。

小倉 金之助
小倉 金之助

オグラ キンノスケ

1885-1962年。東京物理学校卒業。林鶴一のもとで数学を学び、微分幾何の研究で学位を取得。本書の翻訳を契機に数学史研究を始めた。著書に『日本の数学』(岩波新書)、『一数学者の回想』(筑摩叢書)などがある。

中村 滋
中村 滋

ナカムラ シゲル

1943年生まれ。東京海洋大学名誉教授。著書に『数学史の小窓』(日本評論社)、『数学史:数学5000年の歩み』(室井和男との共著、共立出版)などがある。

この本の内容

多くの人々にとって、数学は学問である前に生活の知恵である。それは昔も同じことだった。算術は技術や商業とともに発展し、小数や対数といった新たな概念が誕生した。ケプラーは酒樽の容積を量る問題に悩み、パスカルは足し算と引き算ができる計算器を発明した。そして教育の近代化によって、「数学は生活の役に立つ」という実用性が大いに謳われるようになった。数学の芽はいつも身近なところから生まれ、やがてひとつの太い幹へと成長するのだ。下巻はルネサンスから20世紀初頭までの歩みをたどる。

この本の目次

第3篇 近世の初等数学(算術
代数
幾何学と三角法
数学教育に関する近代的運動)

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