リヒテルは語る
天才ピアニストの遺した言葉豊かなイメージの横溢
天才ピアニストの想像力がほとばしる。音楽や演奏について、演劇や美術について、心を許した者に明かしたきらめくような言葉の数々。遺稿を増補。
「ショパンのスケルツォ第4番。あれはまだ飛び方を習得していない天使を描いている」―日本との関係も深い20世紀最大のピアニスト、スヴャトスラフ・リヒテルが、駆け出しの演出家に語った驚きの言葉のかずかず。音楽作品が描き出す物語、他の芸術分野への連想、著名な人たちの思い出などがいきいきと語られる。プルーストやシェイクスピアを引用し、フェルメールやピカソを評し、フェリーニやクロサワを讃える。天才の想像力が全開する類いまれな一冊。文庫化に際し、「八月を想う貴人」を増補。
そもそもの始まり
第1部 一九七九‐一九八三年(ウィーンの謝肉祭(シューマン)
抵抗の魂(シューベルト)
パックの踊り(ドビュッシー)
人間とピアノ(ベートーヴェン)
私は葬儀で演奏する(サン=サーンス) ほか)
第2部 一九九二年のリヒテル(デルフトの眺望(ドビュッシー)
楽曲をめぐる五十五の断想)
八月を想う貴人―キエフでの一日
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
※は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
歳
公開可 公開不可