英国に就て
少年期から現地での生活を経験し、ケンブリッジに進んだ著者だからこそ書ける極めつけの英国文化論。既存の英国像がみごとに覆される。
なにも絵画や彫刻、音楽だけが文化なのではない。あたりまえの日常にいちばん近い部分を発達させること。それこそが文化なのだ。吉田健一は、エリザベス朝にはすでに水洗トイレがあったことを指摘し、そこに実用性を重んじるイギリス文化の本質を見る。イギリスで他の芸術に比して文学が発達したのも、文化的であろうとしたからではなく、日常の言葉へのこだわりが、自然と、詩や小説というものになっていったからなのだ―。胡瓜のサンドイッチやハムの味、酒の飲み方など、身近な話題を入口に、いつの間にか本質的な部分へと読者をいざなう、名人芸的文化論。
象徴
英国昨今
英国紀行
英国の文化の流れ
英国の形
ヴィクトリア風
英国の絵
英国の四季
英国人について
常識〔ほか〕
2015.2.13 闇の奥のコンラッド
今晩(2015/02/13)受信した貴社メルマガで本書のことを知りました。解説に小野寺健先生のお名前を見てうれしくなりました。小野寺先生、まだまだお元気に活躍されているんですね。
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