初等整数論入門

銀林 浩

数の世界に潜む
構造とは?

「神が作った」とも言われる整数。そこには単純に見えて、底知れぬ深い世界が広がっている。互除法、合同式からイデアルまで。解説 野�ア昭弘

初等整数論入門
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,210円(税込)
  • Cコード:0141
  • 整理番号:キ-19-1
  • 刊行日: 2015/05/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:272
  • ISBN:978-4-480-09663-0
  • JANコード:9784480096630
銀林 浩
銀林 浩

ギンバヤシ コウ

1927年、東京生まれ。東京大学理学部数学科卒業。明治大学名誉教授。遠山啓とともに「水道方式」と呼ばれる算数の指導方法を提唱し、自らも数学教育協議会委員長として普及に努めた。著書に『量の世界:構造主義的分析』(麦書房)、『水道方式による計算体系』(遠山啓との共著、明治図書出版)など、訳書にベル『数学をつくった人びと』(共訳、ハヤカワ文庫)、コクセター『幾何学入門』(ちくま学芸文庫)などがある。

この本の内容

「神が作った」とも言われる整数。そこには単純に見えて、実は底知れぬ深い世界が広がっている。“ポツポツ”と離散的に存在する数の中に、さまざまな「構造」が潜んでいるのだ。例えば整数を1個おきに集めると、奇数・偶数という秩序が現れる。では2個おき、3個おき…と考えると、どんなことがわかるだろうか?本書の内容は、高等学校で学ぶユークリッドの互除法、不定方程式や循環小数などの話題から、合同式、イデアル、既約剰余群、原始根・指数のことまで。数学教育にも造詣の深い著者が、現代的な視点から系統的に整数論の初歩を解く。

この本の目次

第1章 整数の基礎的性質
第2章 整除の加法的側面
第3章 互除法
第4章 整除の乗法的側面
第5章 合同式とその利用
第6章 有限の算術
第7章 既約剰余群
第8章 原始根と指数
第9章 循環小数

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