ポパーとウィトゲンシュタインとのあいだで交わされた世上名高い一〇分間の大激論の謎
このすれ違いは避けられない運命だった? 二人の思想の歩み、そして大激論の真相に、ウィーン学団の人間模様やヨーロッパの歴史的背景から迫る。
- シリーズ:ちくま学芸文庫
- 1,760円(税込)
- Cコード:0110
- 整理番号:エ-13-1
- 刊行日:
2016/12/07
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:464
- ISBN:978-4-480-09759-0
- JANコード:9784480097590
- 在庫 切れ中
1946年10月25日、ケンブリッジ大学のとある部屋でポパーとウィトゲンシュタインは初めて顔を合わせた。哲学が扱うべき問題は何か。このテーマをめぐって二人は激論を交わし、興奮のあまり火かき棒を手に殴り合ったという。哲学の“革命児”ウィトゲンシュタイン、対するは偉大な伝統に掉さすポパー。彼らのすれ違いは避けられない運命だったのか?二人の哲学的背景、そして複雑な時代状況を解きほぐしてみせた筆さばきは、「感嘆するほど明晰」と『タイム』紙によって絶賛された。BBCジャーナリストによる傑作ノンフィクション!
「火かき棒事件」
くいちがう証言
ウィトゲンシュタインの魔力
魔法つかいの弟子たち
第三の男、バートランド・ラッセル
ケンブリッジ大学哲学科
ウィーンという都市
ウィトゲンシュタイン宮殿のコンサート
かつてユダヤ人として
ポパー、『わが闘争』を読む〔ほか〕
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